
わたしたちの教え
わたしたちのご紹介
願正寺の宗派について
宗 旨:浄土真宗(じょうどしんしゅう)
宗 派:真宗大谷派(しんしゅうおおたには)
本 山:真宗本廟(東本願寺)(しんしゅうほんびょう)
宗 祖:親鸞聖人(しんらんしょうにん)
ご廟所:大谷祖廟(おおたにそびょう)
御念仏:南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)

浄土真宗とは?

親鸞聖人を宗祖とする、日本仏教の一つの宗派です。現在広く知られている浄土真宗の宗派は、日本に10つあります。(この他にも独自で活動なさっている浄土真宗の法人もございます。)
浄土三部経(仏説無量寿経、仏説観無量寿経、仏説阿弥陀経)を所依の経典とします。
浄土真宗では、信者さん(檀家さん)のことを「門徒(もんと)」といい、僧侶もそうでない人も、みな門徒です。
なにより、「南無阿弥陀仏」と御念仏を申すことが、一つの特徴です。
真宗大谷派と東本願寺とは?
浄土真宗のうち、一つの宗派が私たちの真宗大谷派です。
京都駅前、烏丸通に面した真宗本廟(通称、東本願寺)が私たちの本山です。
戦国時代〜江戸時代の動乱期、当時の本願寺(京都)第10世頃2つに分派し(現在の東・西本願寺)、現在の東本願寺は徳川家康から寄進された土地に建っています。
その後、様々な歴史的出来事を経て、現在の御門首(ごもんしゅ)は第26代・大谷暢裕(おおたにちょうゆう)氏です。
ちなみに、お隣の堀川通にある大きなお寺は、浄土真宗本願寺派の本山で、西本願寺として知られています。


親鸞聖人とは?
親鸞聖人(1173年〜1263年/平安後期〜鎌倉時代)は、当時の下級貴族藤原氏のお生まれで、9歳の頃にご縁あって天台宗の青蓮院で出家得度なさいました。その後、29歳まで比叡山延暦寺で学ばれたのち、現在の京都市内にお戻りになり、後に浄土宗の開祖となる法然聖人の元で御念仏の教えを学ばれました。
そして35歳の頃に越後へ(承元の法難)、その後関東地方を廻り、最後には京都へお戻りになり、90歳の生涯を終えられました。
主な著作は『顕浄土真実教行証文類』(通称、教行信証)で、真宗門徒が日々お勤めする「正信偈」(正式、正信念仏偈)は、その中に書き記されています。
願正寺は、こんなお寺です
願正寺のこと、少し親しみを感じていただけましたでしょうか?
日常であまりお寺とご縁をもつ機会のない方々にとっては、
一体ご自身のおうちの宗教が何なのか、わからないこともあると思います。
日本は御先祖代々が大切になさってきた、
おいえの宗派を引き継いでいく伝統がありあます。
もちろん、それは、歴史を連綿とつないでいく大切な行いです。
ただ、ご自身が「あれ、このお話、興味を惹かれるな」
とお感じになることがおありでしたら、
ぜひ新しい世界に飛び込んでみてください。
願正寺の当代住職は17代目です。
江戸時代から浄土真宗のお寺として、
御門徒の皆様や地域の皆様に支えられながら、今日までやってこれました。
坊守は、真宗の門徒ではない家庭で育ちましたが、真宗の僧侶になりました。
願正寺後継は現在、願正寺が所属する真宗大谷派の事務所に
宗派職員として勤務しており、転勤でハワイの事務所におります。
住職と坊守は高齢ですが、皆様のおかげで海外で勤務できております。
お寺の世界、わからないことがたくさんですが、海外にもお寺や事務所があり、
宗派の職員になると全国転勤や海外転勤があるのです。面白いですよね。
「お坊さん」はどこか世間から離れた
違う世界の存在のように感じることもおありでしょうけれど、
みなさまと同じく、人としての感情をもち、時には人様のご厄介になる
そんな人間が願正寺をお守りさせていただいております。
皆様には、ご迷惑をおかけすることも多々あるとは思いますが、
どうかあたたかいお心で、ともに豊かに生きる道を歩ませていただけますと幸いです。